「緑のある暮らし」のすすめ

【緑のある暮らしのすすめ】

竹野内建設では、家の設計時には植栽のある家をまず考えます。

緑を植えることをお勧めする理由について今日は考えてみたいと思います。

 

なぜ、庭に緑を植えるのでしょうか? 

お客様の中には、いろいろと手がかかるということで緑のある暮らしを敬遠される方もあります。 植物は水やり、肥料、伐採など世話する必要があるし、虫もつくことも考えないといけないので確かに手間がかかります。

ですが、植物には皆様のご存じのように「心理的効用」があります。

具体的には、アルファ波が増幅され、血圧や筋緊張が下がり、心拍数が減少、ストレスや緊張をやわらげ、不安を取り除き、気晴らしや気分転換、などの効果があるのです。

また、「物理的効用」としては次の5つの点があると言われています。

光合成による二酸化炭素の吸収

二酸化炭素の削減はだれもが認識すべき大きな課題ですね。 幹の太さが90㎝ほどの落葉高木1本が吸収する二酸化炭素の量は年間約1066キログラム。これは、成人3人分が呼吸によって排出する二酸化炭素の量に相当します。

日射調整

樹木は葉の蒸散作用により気温を低下させます。樹冠下に日陰ができるので外気温、室内気温も下がります。

例えば、建物南側には落葉樹を植えると、夏場は葉が太陽光を和らげてくれ、冬には葉が落ちるので太陽の光が室内に届きます。

大気浄化

植物は気孔(葉の表皮に存在する小さな穴)から亜硫酸ガス等を吸収し、葉内に蓄積し、落葉時に地中に戻します。

常緑樹は一年中呼吸しているので大気浄化の効果が高いことになります。

防音効果

防音壁単独よりも枝葉の密な常緑樹の生垣の方が防音効果が高いことが確認されています。

防塵効果

芝生などのグランドカバーは、凍結を防止し、砂塵を減少させます。

以上が、植物の物理的効果として挙げられる5つの点です。いろいろな効果があることをご理解いただけましたか?

緑の帯でさらに大きな効果を!

各家庭の植栽スペースも数軒集まれば大きな効果が期待できます。

1軒ではわずかな植栽面積、しかし連続する数軒が同様な植栽を庭に取り入れることで緑の帯を作り、大きな効果が期待できるのです。

竹野内建設は現在進行中の海田町「生垣横丁の家」でもそのような効果を期待しています。

 

いかがでしたか?

今回は植栽の効果についてお話しました。

植栽の持つ力を理解し、暮らしを愉しめるといいですね。

 

竹野内建設は、

住まいは人を守ったり、子どもが育つ大切な環境として捉え、

心身を健やかに保つように使用素材を精選し、

採光・通風・ご家族の暮らしの動線に配慮した間取りを提案しております。

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