2023年 社長年頭挨拶

~社長年頭挨拶~

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

1月5日朝、当社にて行われました、社長 竹野内政信 による「2023年 年頭挨拶」を下記の通りご報告致します。

 

1.はじめに

新年あけましておめでとうございます

年頭にあたり、まずは社員の皆さんの熱意に満ちた働きに深く感謝します。おかげでコロナ禍の厳しい状況の中、弊社は本年、創業33周年、リファイン海田25年を迎えます。昨年は大型イベントが持てない中、海田町の若い世代の新築注文住宅で5月、8月の現場見学会を開催することで、地域の方々に石州瓦の屋根とシラスそとん壁の和モダンな外観とともに、「弊社の家づくり」をお伝えすることが出来ました。

 

2.親子二代の家づくりに携わって

さて、昨年のことですが、若いころ、私自身が設計施工した家にお子様家族が移り住むためのリフォームを依頼され、懐かしい建物の30年後の姿に向き合う機会をいただきました。親子二代の家づくりに関われることは建築に携わってきた私にとっては大変名誉なことでした。ご両親がいかに家を大切に思って住み続けてくださっていたのかを感じる現場でもありました。

 

3.感動したメールのこと

もうひとつ、呉市でリフォームしたお住まいについて、昨年10月、広島市内に住むご子息からメールをいただきました。内容を読ませていただきます。

「竹野内社長様、広島市南区のTです。さて、お伝えしたいことがあります。

平成20年(2008年)にリフォームして頂きました呉市三条の母宅にて、母は14年間元気に住まわせて頂きましたが、今年一月に残念ながら93歳で亡くなりました。リフォームして頂きました家は、とても住みやすかった様で、入院しておりましても、「自宅が快適でいい」といつも、いつも言っておりました。母にとって、とても住みやすい家にリフォームして頂きまして有難うございました。

その後、親族にてあの家と土地をどうするか相談しました結果、売却するという結論となりました。

当初は家付きでの土地売却を希望していたのですが、更地でないとなかなか買い手がつかず、最終的には更地にして売却する事となりました。

残念ながら、今月中には建物を取り壊し・撤去する予定となっております。私としては、まだまだ使えるあの良い家を取り壊す事にはとても抵抗感があるのですが 親族との協議結果なので仕方ないと納得するしかありません。

せっかく素晴らしいリフォームをして頂きましたのに、取り壊す事となり本当に申し訳ありません。何卒ご容赦頂きたくお願い致します。本当にすみませんでした。大変残念ではありますが、取り壊す事をご連絡しておかなければならないと思い、お伝えいたしました。今まで本当に有難うございました。母に成り代わって、深くお礼申し上げます。」

私自身の所有する建物ではないのに、取り壊すことをご子息から謝罪されるとは、驚きとともに感動しかありませんでした。こちらこそ、リフォームした家をそれほどまでに気に入って愛していただいたこと、大変ありがたく思います。

 

4.家づくりへの思い

このことは私の目指す家づくりの方向が正しいものであると自信と誇りを持つべき出来事でした。その家の居心地、魅力を一番に感じられる住まい手ご家族から、そのような言葉をいただいたことに、一層襟を正して、家づくりに真摯に取り組んでまいります。

 

5.令和5年の心構え

2023年、令和5年、十二支でいうと「卯年」、十干では「癸」となり干支は「癸卯(みずのと・う)。「癸」は物事の終わりと始まりを意味する他、「揆」という文字の一部であることから「種子が計ることができるほどの大きさになり、春の間近でつぼみが花開く直前である」という意味だと言われています。「卯」はもともと「茂」という字が由来といわれ「春の訪れを感じる」という意味、また、「卯」という字の形が「門が開いている様子」を連想させることから「冬の門が開き、飛び出る」という意味があると言われています。

この二つの組合わせである癸卯には、「これまでの努力が花開き、実り始めること」といった縁起のよさを表しているといえそうです。本年、令和5年を弊社社員は自分磨きの努力をさらに進めて、真の実力が付き始める年として位置付けております。

海田町幸町3棟プロジェクトは過去のデータに基づく災害対策をコンセプトに取り入れた安心安全な家づくりです。残る1棟の今年度中の受注、完成を目指したいと思います。また、新たに幸町での新規プロジェクトも計画していく年となります。

 

6. 一人ひとりが高い倫理観を持ち、お客様のために働ける会社となるように

さて、私たちは常に自己を変革し、進化成長していかなければなりません。そのために、昨年に引き続き「品質の高い住まい、品格を備えた社員」という宣言を掲げます。

また、弊社として次の目標に継続して取り組む所存です。

「既存顧客様第一主義」

そのために、
一、「お客様の満足度を上げる積極的な対応」    
一、「地域工務店の特徴を生かしたきめ細かな対応」
一、「各自一年の目標を掲げ、個の力量を上げること」 

効率よく、正確で漏れのない仕事をし、より大きな結果につなげられるよう、社員全員気を引き締めて取り組んでまいります。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

 

7. 最後に

一日も早くコロナが終息し、素晴らしい年になりますよう祈念いたしまして、年頭の挨拶とさせていただきます。                 社長竹野内政信 代表取締役 竹野内政信