2024/10/28
古い建築物の内部を改修工事中
今回の記事は海田町の古い建築物についてです。
現在、弊社が改修工事をさせていただいているこの建築物ですが、下記の写真のような大きな梁材が架けられています。
この梁材は手前側と奥側で1本の木を半分に割って使用されています。
その大きさは計測すると1本当たり幅約30㎝×高さ約52㎝×長さ約4.8ⅿでした。
すごく大きな材です。
梁の重さはいくらあるのだろう？
この梁を見て気になったのが 「この梁はいったい何キログラムあるのだろうか」ということです。
材種は松、その比重から計算してみると、多少の誤差はありますが約300㎏になりました。 1本の丸太の状態では約600㎏と驚きの重量です。
今でこそ重量物を運搬できる車両が有り、レッカー等で吊って施工はできますが、 この建物は江戸時代後期から明治時代に建築されており、その時代にどうやって施工されたのか。 昔ながらの技術には驚嘆します。
現場の大工さん曰く
この現場の大工さん曰く、この梁を架けるには滑車（かっしゃ）を使っていたであろうとのこと。 300㎏が吊れる滑車があったことにも驚きです。
私個人、現場管理者として日々貴重な仕事に携われることに感謝と共に、より良い施工ができるよう経験を積み、精進していきます。
住まいのご相談やご質問は是非、多様な住まいの改修、リフォームに対応している弊社までお申し付けください。（当ブログ担当：堀田蒼也）
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