2015/07/31
懐かしくて新しい、
スローな時間の流れる家
ご両親が亡くなった後しばらくの間、住まい手を失っていた築60年の母屋。離れに住まわれていた長男ご夫婦が住み継がれることになり、リフォームを依頼された。
キッチンとダイニングルームの間仕切りを取り払い、天井が続く一つの空間とした。
住まう人の暮らしの動線を改善しただけでなく、圧迫感のない居心地のよい集いの場としてのLDKとなった。
ご両親の使われたマホガニーのテーブルは、食事をとったり、お茶を飲んだり、読書をしたり、来客と談笑する「場」の脇役。庭師が定期的に手入れする広い中庭には、多くの植栽があり、刻々と変化する四季折々の風景は、ご家族の目を楽しませる。
コンセプト
・次の世代へ住み継ぐためのリフォーム
・趣のある佇まいや風情を大切に残すリフォーム
・庭を眺めるLDKで季節を感じながら暮らす
・シニアの住まい手の暮らしの質(QOL)を向上する